技術者として専門性を究め、成長したいと考えて転職した
私はかつて、サービスエンジニアとして、医療設備の消毒装置を担当していました。転職した背景にあるのは、そこで培った技術や知識をさらに高め、より専門性の高い分野にチャレンジし、技術者として成長したいと考えたからです。当社との出会いは偶然でしたが、ワールドワイドに展開しているグローバル企業の一員であること、そして“透析事業”の社会的貢献の高さに惹かれて入社を決めました。入社後の3ヶ月間は研修期間。透析の原理というベーシックなレクチャーからはじまり、私がサービスエンジニアとして扱う、個人用人工腎臓装置「フレゼニウス4008」という機器の構造や特徴を徹底して学びました。人工腎臓とは、血液を血液透析器に導いて、血液中の余分な水分や老廃物を除去した後に血管に血液を戻す装置で、その名の通り、腎不全など腎機能が衰えた患者さんの腎臓を代用する機能を備えているものです。
装置を安定稼動させ、商品力と技術力で売り上げを確保する
私の仕事は2つに大別されます。一つは、当社の人工腎臓装置をすでに導入している病院施設に対して、機械のメンテナンスで訪問すること、あるいはその際に機械を扱う臨床技士の問い合わせに明確に迅速に応えることです。これによって装置の安定的で適切な稼動を実現するわけです。もちろん、トラブル発生時のような緊急のときは、真っ先に駆けつけて対処します。もう一つの役割は、セールスエンジニア的な要素が強いものになります。人工腎臓装置の世界は厳しい競合の中にあります。そこを勝ち抜いていくためには、営業スタッフと同行して、当社の製品の良さを技術的な側面から訴求する必要があります。商品力と的確な技術的フォローで、当社製品の信頼性を高めること、それによって売上げを確保していくことも重要な役割の一つです。
お客様を大切にする姿勢で信頼関係を育むことが基本スタンス
私たちサービスエンジニアの仕事で重要なことは、商品力や技術力を背景にしつつ、お客様を大切にするという誠意ある姿勢だと感じています。それがお客様との人間関係を良好に保ち、信頼関係を育んでいくのだと思います。だからお客様に、社名でなく名前を覚えてもらい名前で呼ばれるときは、嬉しさを感じますね。信頼の証だと思いますから。信頼関係を築くことは、製品の販売に不可欠な要素なのです。昨年私は、全販売台数の約8割にサービスエンジニアとして関わることができましたが、その背景にあるのはお客様との確かな信頼関係にほかなりません。当社の人工腎臓装置は、世界的なベストセラーであり患者さんにとって最適な製品であるという自負があります。そして患者さんの“生命維持装置”を扱い提供している仕事であるところに、責任と大きなやりがいを感じています。

| 7:00 | 起床。仕事の準備開始。普段の日、ほとんどが営業車による直行・直帰だ。 |
| 8:00 | 自宅を車で出る。スケジュールはすべて自己管理。担当が北関東の群馬・栃木・茨城エリアであるため、都内の自宅から出勤する時間も早くなる。 |
| 10:00 | 群馬県内の病院を訪問。用件があって訪問するだけではなく、装置の具合を担当者から聞くなど、地道なコミュニケーションが欠かせない。 |
| 11:00 | 2つ目の透析治療施設を訪問。機械洗浄についての説明を行う。一通りのメンテナンスを済ませる |
| 12:00 | 昼食 |
| 14:00 | 群馬県内を移動して営業スタッフと合流。3件目の透析治療施設を訪問。「人工腎臓装置」のデモンストレーションの準備に追われる。導入に向けた“デモ”はサービスエンジニアの大きな仕事の一つだ。 |
| 16:30 | 東京への帰途につく。途中、当社の血液透析製品「ダイアライザー」を採用している病院へ飛び込みで、販促活動を行う。 |
| 20:00 | 自宅に戻る、一日の仕事終了。(アフター5のリフレッシュは、スポーツジムで汗を流すこと。週に3日は通う) |
エンジニアといっても、予想以上に営業的センスが求められますし、お客様とコミュニケーションを取る機会は少なくありません。また担当エリアに関しては、すべての対応は任されていますから、自分の力で仕事を動かしているという実感を得られる仕事です。



