HD/血液透析製品 個人用人工腎臓装置 フレゼニウス4008

 現代社会においては、末期腎不全の原疾患として糖尿病が増加しています。これは慢性腎不全の患者数の増加につながり、また病態が複雑化する傾向にあります。こうしたことから、今後、個人用透析装置による処方透析の重要性は高まっていきます。
 4008Sは、個々の患者さんの症状に合わせた処方透析の実施に貢献するため、多機能で安全に配慮したHDシステムを提供します。

製品特性

●最適な処方透析
Na・除水プロファイル
●循環動態系合併症の予防
BPM(血圧モニター)、BTM(血液温度モニター)、BVM(血液量モニター)
●衛生上の配慮
●透析液の清浄化への対応
超純粋フィルターDIASAFE® plusの標準装備
4008Sシリーズ

このページのトップへ

低温透析液により得られる臨床面での利益

低温透析が低血圧発症防止に貢献することはこれまで多々報告されています1)

 

MAP(Mean Arterial Pressure=平均動脈圧)および平均低血圧発症数と温度との関係-過去の臨床報告の集計

このページのトップへ

血液温度モニターによる体温コントロール

BTMでは、透析中の体温上昇を血液温度で監視し、装置が自動で透析液の温度を下げて血液温度を低下(安定化)させるという機能があります。

 

 

 

 

 

 

 

BTMによる血液温度コントロールのメカニズム

BTMコントロールによる低血圧発生率の減少

Maggioreらの報告では、BTMモニター付きの透析の方が同・なしの場合に比べて約50%低血圧発生率を低下させています1)

参考文献
1) Maggiore Q, Pizzarelli F, Santoro A, Panzetta G, Bonforte G, Hannedouche T, Alvarez de Lara MA, Tsouras I, Loureiro A, Ponce P, Sulkovà S, Van Roost G, Brink H, Kwan JT: The effects of control of thermal balance on vascular stability in hemodialysis patients: results of the European randomized clinical trial. Am J Kidney Dis. 40(2):280-290, 2002

このページのトップへ

注)* ACR:Access recirculation

アクセス不良の可能性の発見

A側とV側の血液温度パルスの振幅比により、アクセス再循環率(RAc)を計算できます。

RAc< 10%の場合心肺再循環 のみで、シャントアクセス状態は良好ですが、

RAc ≧ 20%の場合アクセス再循環発生の可能性大と考えられます。

10% ≦ RAc < 20%の場合はアクセス再循環発生の注意が必要な状態です。

このページのトップへ

BTMによる血管アクセス流量の測定

BTMでは、定期的なアクセス流量 (Qa)のモニタリングも可能になります。

温度勾配法(TGM = Temperature Gradient Method)により、アクセス流量を制限する狹窄症とその後の血栓症の発生と存在を予測することができます。

装置に組み込まれたBTMを用いての測定なので従来の熱希釈法に比較して費用の大幅な低減になります。 また、測定時間が有意に短縮できます。このBTMを用いたTGM法は簡便で正確、低コストで可能な限りの頻回なアクセス流量の測定を可能にします。

将来的には血液透析のアクセスケアの標準になり得ることも考えられます2)

“TGM“の再現性と時間3,4)

 

参考文献
2) Wijnen E, Planken N, Keuter X, Kooman JP, Tordoir JH, de Haan MW, Leunissen KM, van der Sande F: Impact of a quality improvement programme based on vascular access flow monitoring on costs, access occlusion and access failure. Nephrol Dial Transplant 21(12):3514-3519, 2006
3) Wijnen E, Essers S, van Meijel G, Kooman JP, Tordoir J, Leunissen KM, van der Sande FM: Comparison between two on-line reversed line position hemodialysis vascular access flow measurement techniques: saline dilution and thermodilution. ASAIO J. 52(4):410-415, 2006
4) Wijnen E, van der Sande FM, Kooman JP, de Graaf T, Tordoir JH, Leunissen KM, Schneditz D: Measurement of hemodialysis vascular access flow using extracorporeal temperature gradients. Kidney Int. 72: 736-741, 2007

 

このページのトップへ

BPMでは、マニュアルでの血圧測定だけでなく、設定した時間 5・15 ・30・60分のインターバルモードでの測定が可能です。

クィックモードでは5分間、30秒毎に測定することも可能です。

BPMでは透析中、下記のデータの測定が可能です。

・収縮期血圧

・拡張期血圧

・MAP (Mean Arterial Pressure、平均動脈圧)

・心拍

これらの機能により、患者さんの透析中の血圧のグラフ変動を容易にモニターすることを可能にします。

このページのトップへ

低血圧の防止機能

BVMでは、治療中の除水による患者さんの相対血液量(RBV)の低下をモニターし、自動的に除水速度を調整し、血液透析中の低血圧の発生を抑える機能を提供します。

Boerらによると、透析中BVMを使用せず均等な速度での除水を行った場合に比較して、BVMにより除水速度をコントロールした場合、透析一回あたりの低血圧発生率は、有意に抑えられていることが示されています5)

またBVMでは、治療中ヘマトクリット値(Ht)とヘモグロビン値(Hb)のデータも連続的に測定し画面に表示して、貧血に関連する血液状態の経時的なモニターも可能にします。

BVMでコントロールした除水による治療中の低血圧発生率の減少5)

参考文献
5) Boer W, Claus M, Cremaschi L, Dhondt A, Engelmann J, Garzoni D, Hickstein H, Ibrahim N, Keusch G, Kleinoeder T, Kuehne S, Martin H, Moser G, Schuemann E, Tatsis E, Zahn M, Wojke R, Passlick-Deetjen J: Less intradialytic complications with blood volume control. Nephrol Dial Transplant 17 [Suppl 1]: 127, 2002

 

このページのトップへ

Na・除水プロファイルによる処方透析

Naプロファイルでは、

などを可能にします。

Naプロファイル

除水プロファイルでは、

またこれら2つのプロファイルは組み合わせ、単独のいずれでも使用可能です。

除水プロファイル

このページのトップへ

2本直列使用時の透析液の清浄化6)

[参考]

フレゼニウス メディカル ケア社では、ハイフラックスダイアライザーの普及に伴い、安全な透析液の水質を提供できるように検証されたデータの裏づけをもって装置の提供を行っています6)

参考文献
6) Weber C, Groetsch W, Schlotter S, Mitteregger R, Falkenhagen D: Novel online infusate-assisted dialysis system performs microbiologically safely. Artif Organs 24(5): 323-328, 2001

 

このページのトップへ

Sitterらは、DlASAFE® plusフィルターを用いて、死亡リスクにも関係する炎症マーカーCRPの有意な減少や、貧血を改善させることによりrHuEPO(遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤)の使用量を有意に削減させたことを報告しています7)

参考文献
7) Sitter T, Bergner A, Schiffl H: Dialysate related cytokine induction and response to recombinant human erythropoetin in haemodialysis patients. Nephrol Dial Transplant 15:1207-1211, 2000

 

このページのトップへ

熱湯&クエン酸洗浄vs.その他の方法での効果の比較8)

4008Sでは、ヨーロッパでの豊富な経験とデータに基づき、検証された安全な消毒方法、薬剤、および環境問題に配慮した洗浄方法を提供します。 化学薬液を用いた洗浄、熱湯を用いた洗浄またはその組み合わせによるもの、と施設でのニーズに応じた様々な洗浄方法を提供します。  Cappeliらによると、熱湯+クエン酸+一定時間の貯留という組み合わせで装置内のバクテリア、エンドトキシンの発生が最小限に抑えられています8)

参考文献
8) Cappelli G, Sereni L, Scialoja MG, Morselli M, Perrone S, Ciuffreda A, Bellesia M, Inguaggiato P, Albertazzi A, Tetta C: Effects of biofilm formation on haemodialysis monitor disinfection. Nephrol Dial Transplant 18: 2105-2111, 2003

 

このページのトップへ

カタログ

○「4008Sの総合カタログはこちらから
  (PDF/695 KB)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Get adobe reader

PDFファイルをご覧になるためには、Adobe® Reader®が ご使用のパソコンにインストールされている必要がございます。ソフトは 左バナーより無償でダウンロードすることができます。

このページのトップへ

製品情報TOPへ